どんなに痩せたいと思っても、どんなに頑張ってダイエットしても、いつも頭の片隅にあるのは、「甘くておいしくて幸せを感じることのできる」ケーキやスイーツ、チョコレートですよね。
ダイエットしていても、甘いスイーツやお菓子を食べたいことで頭がいっぱいになり、少しでも太らなくてすむように、一日3食の食事のかわりとして、甘いものやスナック菓子に置き換えてしまってはいませんか?
このように栄養の入っていないものへと食が変わることで、少しずつ体に大きなダメージを与えてしまっているのです。
甘い物やお菓子を食べてしまう人は、食事を摂るよりも満足感を感じられ、少しなら高カロリーのチョコレートやアイスクリームでも通常の食事を摂るよりも量が少なくてすみ、さらにカロリーを抑えることができるのも魅力の一つなのでしょう。
特に若い女性に多く見られ、痩せている子のほとんどは、栄養の偏った食事をしている傾向があります。一見とてもスリムで痩せ細って見える子も、食事をお菓子に置き換えていることが多いのです。もちろん世の中の女性の全てではなく、細くてもしっかり食べても太らない人もいます。
ただ心配なのは、このようにお菓子を食事の代わりにする人は要注意です。何故かというと、知らず知らずのうちに、少しずつ体は蝕まれていっているからです。
甘いものに潜む3つの注意点
1つ★栄養が補給できない。
チョコレートの好きな人の多くはマグネシウムが不足している可能性があります。マグネシウムは身体を正常に機能するために必要な栄養素で、チョコレートにも微量ですが含まれています。
ただチョコレートはお砂糖が多く含まれているため、多くを摂取することは体にとって良くありません。どうしてもチョコレートを沢山食べてしまう人は、マグネシウムが豊富なナッツを少量食べることをおすすめします。
マグネシウムは私たちの骨を形成するだけでなく、高血圧・心臓病・動脈硬化・心筋梗塞・狭心症などの病気の予防にも役立ちます。
2つ★肌荒れや老化の元を作ってしまう。
糖化とは?
甘いものを摂り過ぎると「糖化」というお肌を老化させる現象が起こります。最近注目されている活性酵素の原因による「酸化」は「体のサビ」と言われていますが、それとは別に、「体のコゲ」を発生させてしまう現象が「糖化」です。
普段の食事などパンやご飯などの主食、甘いスイーツなどに含まれています。
糖質は体や脳が働くための源として身体には必要な栄養素ですが、これらを必要以上に摂取することで、体内で使いきれず余った糖質が体内のたんぱく質などと結合し、細胞や肌、血液、臓器などを劣化させてしまう現象で、肌のシワ、シミ、くすみ、たるみの原因となって現れます。
このように、食事の代わりに甘いものばかりを食べ続けると、代謝も低下し老化も促進します。
お腹が空いたら甘いものを食べることで幸せ気分が味わえますが、その間に体内の中では血糖値が急上昇し、血糖値が上がったり下がったりすることで体には大きな負担がかかっています。
更に、チョコレートなどの甘いものやスナック菓子などには、栄養素はほぼありません。野菜が含まれていない食事ばかりでは、野菜不足になるだけでなく免疫力も低下させ糖化や病気を招く原因となるのです。
生の野菜には、体内の糖化(体のコゲ)や酸化(体のサビ)を防ぐ抗酸化物質が豊富に含まれています。
毎日の食生活の中で栄養豊富な野菜をしっかりと摂取することで、これらの作用を抑えることができるので進んで食べましょう。
3つ★甘いものやスナック菓子は太るもと。
チョコレート・ケーキ・クッキー・アイスクリーム・プリン・シュークリームなどの洋菓子には脂質と糖質をたっぷり含んでいます。
これらの甘い物を、朝食の代わりとして血糖値の下がっている空腹時に摂取すると、血糖値は急上昇し体内に吸収されやすくなります。
体内では血糖値を下げようとインスリンを分泌しますが、エネルギーとして使われなかった余った糖はそのまま脂肪として蓄えられます。
急上昇した血糖値は急下降し、そうすると、またお腹が空いて甘い物やお菓子を食べてしまうという悪循環となり、太るだけでなく糖尿病になる危険も高くなるのです。
血糖値が急上昇し急低下することによりインスリンは過剰分泌し肥満を招くのですが、血糖値がゆるやかな上昇でゆるやかな低下ならば、インスリンの分泌量もすくなく肥満を招くこともないのです。
甘い物に含まれている脂質は、トランス脂肪酸であるマーガリンやショートニングなどが大量に使用されていて、体に害を及ぼす危険があります。
これらは体内で代謝できず、美肌やダイエットに欠かすことのできない、ビタミン・ミネラル・ファイトケミカル・食物繊維などの栄養素もほぼ含まれていないため、肌を劣化させます。
また、脂肪燃焼効果も望めないため贅肉となるだけでなく、心筋梗塞・脳卒中・動脈硬化などのリスクも高めます。
摂取カロリーを減らすために食事の量を少なくして、その分、甘い物やお菓子を食べることはしないように心がけましょう。
食事を甘い物やお菓子に変えるとどうなる?
- 栄養が補えず代謝が下がり冷え症となる。
- 食欲がおかしくなることで体に必要な栄養素が欠乏し、正常な機能が働かなくなる。
- どんなに食べても満足できない体質になる。
- 低体温となり結果、太りやすくなるだけでなく、がんなどの深刻な病気へと繋がる。
栄養が不足することで体調不良を起こす
甘い物を食べるときは、疲れ、元気がない、イライラする、ストレスを感じる、試験勉強中、休憩時間などがあり、食べることで疲労回復効果や元気がでてパワーが溢れると感じているかもしれませんが、実は間違いで逆にからだに疲労を与えている最大の要因となっているのです。
甘いものからくる症状
- うつ病
- 冷え性
- 老化
- 劣化
- 肌荒れ
- アレルギー
- 糖尿病
- 骨粗鬆
- 疲労感
- だるさ
- 肥満
精神的な影響
- 精神をコントロールできない
- 怒りっぽくなる
- 情緒不安定
- イライラしやすい
このように甘い物が体に及ぼす影響は測り知れません。甘い物やお菓子をどうしても食べたい場合は、3時のおやつの時間にほんの少し食べるか、または、食後などのデザートとして少し食べるくらいにとどめましょう。
お肌を糖化から守る食習慣を心がけよう
胃がからっぽの空腹時のときは、糖質の吸収が高くなっているため甘い物を食べると血糖値が急上昇します。これをさけるには空腹時に甘いものは食べず、甘味が欲しい場合は季節の果物など摂取するようにしましょう。
血糖値の上昇を防ぐコツは、果物や野菜などの血糖値が上がりにくいものを摂取することがおすすめで、食事のはじめには必ず野菜や果物から先に食べます。
ここで重要なことはゆっくり良く噛むことです。しっかりと噛むことで、満腹中枢も刺激され満足しやすくなります。食事のはじめには生の野菜から食べるという、食べる順番を変えるだけでも、自然と痩せやすい体へと導きます。
更に適度な運動も取り入れることで、代謝機能がアップし良質な睡眠効果も得られ、質の良い睡眠をとることでしっかり代謝がおこなわれ、ハリ・ツヤ・シミ・くすみが消えて、お肌のキメも整うなど美しい肌への変身も期待大です。
主食の精白米より積極的に食べたい食材
白米を食べるよりは、ビタミン、ミネラルを多く含む玄米や胚芽米、全粒粉パン、ライ麦パンがおすすめですが、玄米には注意が必要です。
よろしければこちらをご覧ください→【生の豆やナッツ類の種には注意が必要!種には危険がかくされていた!】
お菓子などの間食をなくし、食べる順番に気を付けて美しいお肌へと蘇らせていきたいですね!
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