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質の良い油の種類~体に良い油を取り入れるには?

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日頃から気づかない内に、さまざまな油を摂取しているの知っていましたか?

油って聞くと「太りそう」「体に悪そう」「吹き出物が出そう」などのイメージが強かったりしますよね。

実は質の悪い油を摂り入れてしまうと、体に悪い影響が出やすくなります。

今回この油について調べてみましたので少しでも参考になればいいなと思います。

油って基本的に調理に使うことが多いだけじゃないの?


一般的にお料理を作る際に油を使うことが多いと思われているかもしれませんが、実はそれだけではなくいろいろな食品に油は含まれています。

すぐに思い浮かぶものとしては、みんなの大好きなスナック菓子があり、たっぷりの油が使われています。

その他にはクッキーやパンなどにも使用され、これらのものは酸化もしているため危険も潜んでいます。

ポテトチップスやファーストフードなどの揚げ物は、サクサクとした食感に味付けが絶妙によくてとっても美味しいのですが、食べた後に限って次の日には胃もたれやニキビなどの肌荒れを起こしていませんか?

これって、体に負担がかかっているサインなんですけど、美味しいから誘惑に負けて食べてしまいますよね!

けれど頻繁に食べてしまうと、吹き出物が酷くなり、むくみもとれず顔もパンパンに腫れて、あっちこっちむくんでいいことなしなんです。

この油を含んだ食品が体に負担がかかる理由を調べてみました。

体に悪い油

トランス型脂肪酸

この名前、最近耳にすることが多くなってきたのではないでしょうか?

そうそれは学校給食のコッペパンによくつけていた、マーガリンです。

今ではマーガリンは、どの学校でも使用禁止になっているのではないでしょうか?

海外ではマーガリンは使用禁止の国もあるほどです。

その他にはショートニングもあり、これらは、人間の体内では消化されず、体の細胞膜の中に入り、細胞膜や細胞の働きを狂わせ、体内の大切なビタミンや栄養素を食べてしまう悪玉脂肪なのです。

この人工的なものから生まれた、怖さを表す「マーガリン大実験」というエピソードがあり、マーガリンの怖さを証明しようとアメリカの自然食品店を経営していたフレッド・ロウ氏という人が、お店の常連客の食品技術者からマーガリンの怖さを聞いて、その怖さを証明しようと、マーガリンを日の当たる窓際に2年半も放置していたそうです。

すると、そのマーガリンはいつまで経っても酸化せず、カビすら生えず虫もたかっていなかったそうです。

ロウ氏は「これはプラスチックだ!」と驚いたようですが、その例えどおりだなぁと私も思いました。

普通は自然界で育った食物を使用していたのなら、酸化したりカビて腐ったり虫もたかりますよね?

自然界で生きている虫にはおのずと、良いもの悪いものの区別がわかっいるのかもしれませんね。

私たちは売られている物を信用し信頼して口にしています。

ですが、悪いものだとわかっていて商品を売り出すのって、やっぱりお金の目的だけで消費者のことは考えてくれてないのかなぁ?
と思うと少し残念ですが、世の中には体に悪いものなんて溢れるほどあるので、ひとりひとりが気を付けていくしかないのでしょうね。

リノール酸(オメガ6系脂肪酸)の過剰摂取

多価不飽和脂肪酸は体内では合成できない必須脂肪酸

植物性の油は体にいいからヘルシーだからといわれていますが、近年では植物性油に多く含まれているリノール酸の過剰摂取が問題になっているようです。

リノール酸(オメガ6脂肪酸)は必須脂肪酸で、人の細胞等を構成するのに欠かせないものです。

身体にとって必要な脂肪酸でもありますが、リノール酸は、コーン油、ゴマ油、ヒマワリ油、大豆油、紅花油(サフラワー油)にも含まれます。

その他には、肉・魚類・卵などにも含まれているので、現代の食生活で不足する事はないほどです。

けれど現代社会では、リノール酸の摂り過ぎにより体内でアラキドン酸が過剰に作られ、血小板凝集、血管矮小化(けっかんわいしょうか)、血栓、がん、気管支喘息といった作用を引き起こす原因となるようです。

酸化した油


油は長時間高温で加熱されたり、空気に触れることで酸化がどんどん進みます。

酸化した油を摂取することで、血中にLDLコレステロールが増え酸化した過酸化脂質(老化の原因である活性酸素の一種)という有害物質が発生し、酸化によりダメージをうけた細胞は正常に機能できず、動脈硬化など病気の原因を引き起こします。

また、過酸化脂質が過剰に働くと活性酸素を作り出します。

炒めた料理、作り置きした揚げ物、油で揚げたスナック菓子は酸化しています。

最も怖いのは、高温で加熱することにより、酵素抑制物質であるアクリルアミド(発がん性物質)を発生させてしまうことです。

体に良い油

オメガ3系脂肪

不飽和脂肪酸は体内では合成できない必須脂肪酸

・α-リノレン酸(亜麻仁油・エゴマ油・シソ油)←アルファリノレン酸が豊富。
アーモンド・ピスタチオ・クルミなどのナッツ類もあります。
・ドコサヘキサエン酸(DHA)青魚
・エイコサペンタエン酸(EPA)青魚

先ほどの、リノール酸の過剰摂取によりアラキドン酸が発生し炎症を起こすのですが、この炎症を鎮める作用のある油こそオメガ3系脂肪酸となります!

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取するバランスを保つことが、これらのトラブルを防ぎ健康を左右します。

オメガ3とオメガ6は体内では合成することができないため、不足することで体に炎症を引き起こすことが知られており、毎日の食事から十分な量を摂取する必要があります。

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の比率は、1対1~1対4に保つのが理想です。

オメガ9系脂肪酸(オレイン酸)


オメガ9系脂肪酸(一価飽和脂肪酸)は体内でも合成できる脂肪酸で、その他には油から摂り入れることもでき、多く含むものに、オリーブ油、なたね油、べに花油などがあります。

チェックポイント!

☆熱に弱い脂肪酸

・リノール酸(オメガ6脂肪酸)
・オメガ3脂肪酸(DHA・EPA・α-リノレン酸)

熱に弱いため、加熱しないようにし、サラダなど熱を加えない調理に適しています。

☆熱に強い脂肪酸

・オメガ9脂肪酸・・・オリーブ油・菜種油・新ベニバナ油・ゴマ油・グレープシード油、ココナッツオイルなど
・飽和脂肪酸・・・バター、牛乳などの乳製品、動物性の脂身など
※熱に強く酸化しにくいので、調理に適しています。

※飽和脂肪酸は肉類の脂肪や、バターなどの乳製品に多く含まれます。

摂りすぎるとコレステロールを増やし動脈硬化を促進させる原因となりますが、これはあくまで摂り過ぎた場合です。

飽和脂肪酸がなくなると、細胞膜はボロボロになり細胞が存在できなかったり細胞膜形成に欠かせない栄養素なため、毎日の食事から適量を摂取しましょう。

さまざまな油がありますが、内容を理解して、毎日の食事に上手に摂り入れていきたいですね。

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