まず、「酸性」と「アルカリ性」とはどのようものなのか気になりますよね?
酸性とアルカリ性は食品そのものの状態のままではなく、身体に摂り入れたときに代謝され、残ったものが酸性かアルカリ性になるかに分けられます。
食品を燃焼して残った灰の成分
酸性の場合
リン、硫黄、塩素などが多く含まれている食品。
・酸性食品
・魚類
・肉(豚肉、牛肉、鶏肉など)
・穀類(米)
・卵黄
・砂糖
・アルコールなど
酸性の食品を食べるとどうなるの?
現代では、欧米化した食生活で酸性の食事を摂りやすい傾向にあり、味付けの濃いものや、お肉などのジャンクフードなど、高タンパク高脂肪に偏った食事ばかりでは、酸性食品を多く摂取しすぎているため、アルカリ性食品が不足し身体を酸性へと傾けている傾向にあるのです。
私たちの体内の血液は、常に弱アルカリ性に保たれているため、酸性食品をとると溜まった酸を体外へと排出させる働きをします。
つまり、腎臓にかかる負担が大きくなってしまうということです。
食品を燃焼して残った灰の成分
アルカリ性の場合
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが多く含まれている。
アルカリ性食品
・野菜
・果物
・海藻類
・豆類
・きのこ類
・梅干しなど
アルカリ性の食品を食べるとどうなるの?
私たちの体は、常に弱アルカリ性に保つ働きをしていて、アルカリ性食品を摂取することで腸内は酸性に傾き、吸収されることで体液は弱アルカリ性になるようです。
逆に肉や魚、牛乳やソーセージなどの酸性食品を食べると悪玉菌が増え、腸内はアルカリ性となり、それらが吸収されると体液は弱酸性になります。
からだの働き
人の体は、ホメオタシス(恒常性維持機能で内部環境を一定の状態に保つこと)により、弱アルカリ性に保たれています。
・体液・・・pH(ピーエイチ)7.35~7.45の弱アルカリ性
・髪や皮膚・・・pH5.5~6.5の弱酸性(細菌やカビから身を守るため)
・胃・・・通常pH5以下、食物が入るとpH1.5ほどの強酸になる(食物を溶かし細菌を殺している)
・小腸・・・pH5~6.5
・大腸・・・pH5~6の弱酸性(胃酸でも殺されずに残った害のある細菌や、あらたに繁殖した細菌に備えているため)
人間は、外は酸性で中はアルカリ性ですが、例外で十二指腸は弱アルカリ性でこの理由はpH8にならないと、膵臓酵素が働かないためであるようです。
食物が胃から十二指腸に入ると、コレシストキニンとセクレチンというホルモンが分泌され重炭酸塩を十二指腸に送り、一気にpHがアルカリ性となって膵臓からのアルカリ性酵素は酸で性質が変わらずにすむようですが、pHは次の回腸、空腸でまた酸性に戻ります。
pHとは
水溶液中の水素イオン濃度を表す指数で、アルカリ性と酸性の度合いを示します。
ダイエットに効果的
アルカリ性食品は身体の脂肪燃焼に役立つため、身体をアルカリ性へと近づけることで、自然とやせやすい美ボディへと変身させます。
それだけでなく、アルカリ性食品は身体に蓄積された老廃物など毒素を外へと速やかに排出させる働きがあるので、健康やお肌の美容効果もあり、胃や腸、腎臓など内臓にかかる身体の負担を減らします。
また、溜まった毒素が排出されやすくなるため、女性に大敵のむくみが改善され、身体に溜まった毒素をしっかり排出させるのでデトックス効果も高まりますよ♪
その他の効果
・疲れがなくなる
・ストレス
・新陳代謝があがる
・美肌効果
・免疫力アップ
アルカリ性食品しか食べてはいけないの?
酸性食品をとってはいけないとなるとそうでもありません。
理想はアルカリ性・酸性で7:3が望ましいと言われています。
酸性である良質なたんぱく質も摂り入れつつ、アルカリ性食品をたっぷり摂取できるように両方のバランスを考えたメニューを摂り入れましょう。
必要なpoint!
ダイエット中には特に気を付けておきたい食べ物
・白砂糖
・アルコール
・タバコ
・揚げ物
・カフェイン(コーヒー・緑茶など)
・清涼飲料水などです。
これらは特に、肝臓の負担となり身体へ大きなダメージを与えてしまうため、常日頃から摂り入れないように心がけることが重要ですが、確かになるべくとらないにこしたことはありませんが、なかなかそうもいかないのが現状ですよね・・・・。
なので、これらの酸性食品を摂り入れるときには、アルカリ性食品をたっぷりと一緒にとりいれるなど工夫が必要です。
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