食事のはじめは自分の好きなものを口に運びたくなるのですが、もし、その食べたいものが加熱調理されている場合は、まずはぐっとこらえて、サラダや発酵食品を食べることをおすすめします。
なぜかといいますと、先に加熱調理した食材を食べることで、消化がスムーズに行われないだけでなく、未消化のままの老廃物が体内に蓄積され、肥満や浮腫みを招きます。
そこで、食事のはじめにサラダや発酵食品を食べることで、生のサラダや発酵食品に含まれる酵素の働きを利用して、その後の食物の消化を助けるというワケなんです。
コツはゆっくりとしっかり咀嚼することです。
良く噛むことで得る7つの効果
胃腸を助ける
良く噛むことで、唾液に含まれる酵素であるアミラーゼが大量に分泌され、消化をスムーズにします。
さらに、食物を細かく噛み砕くことで、胃や腸の消化を促進させ、胃腸の負担を和らげます。
お口の中が守られる
唾液には、虫歯菌が作り出す酸を薄める働きがあり、虫歯や口臭や歯周病なども予防します。
また、唾液により口やのどの粘膜を守る為、口の中を清潔に保ちます。
美肌・美容効果がある
若返りや、ニキビなどの吹き出ものにも効果があります。
唾液には成長ホルモンや若返りホルモンの一種であるパロチンの分泌により、女性に嬉しい美肌効果はもちろん、骨や歯の再石灰化を助けます。
再石灰化とは、歯を脱灰(口の中の酸が歯の表面の内側からカルシウムやリン酸などを溶かし出し、初期虫歯の状態になる)から守る自然治癒のメカニズムです。
再石灰化により、唾液中のリンやカルシウムが歯に沈着し、エナメル質の結晶を新しく形成し、脱灰が起きた部分を修復するなど元の健康な状態に戻します。
小顔効果
左右バランスよく、良く噛むことで顔の筋肉が使われ、しっかりとゆっくり上下に大きく噛むことで、周りの表情筋が刺激され小顔へと近づけます。
注意が必要なのは、片側だけで噛むことで筋肉が衰え肌のたるみにも繋がるので、虫歯などでやむを得ない場合を除き、片側だけで物を噛むことは避けましょう。
顔にゆがみがでないためにも、必ず全体をまんべんなく使うことが大事です。
ダイエットに効果大
しっかりと良く噛むことで、満腹中枢も刺激されるので、通常よりもお腹がしっかりと満たされるため、いつものご飯が多く感じられるはずです。
肥満や食べすぎを防止するためにも、一口に50回くらい咀嚼することを目標にゆっくりと噛んでみましょう。
味覚が変わる
よく噛むことで、唾液が大量に分泌され食物がしっかり消化分解します。
ゆっくりとよく噛むことで味覚も発達し、食材の味が感じられるようになります。
逆に噛まずにすぐに飲み込んでしまうと、消化がスムーズに行われないだけでなく、味覚も感じられにくくなります。
しっかりよく噛むことで、食材そのものの味が感じられ、薄味でもおいしいと満足するようになり、今度は濃い味付けの物が辛く感じられ、むくみの原因である塩分を抑えることができます。
免疫力がアップしガンなどを予防する
唾液に含まれる、アミラーゼ(消化酵素)が消化を助けることで、体内の酵素の消費を防ぎ、その分、代謝酵素が新陳代謝に
こうした日々の何気ない、体への労わりにより、身体には嬉しい効果があらわれます。
しっかり良く噛んで、健康、美容、免疫力のアップを目指しましょう!
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