今、和食は世界的に見ても健康食品として注目されています。
中でも、日本の料理の中で最も代表的なものといえば、懐石料理ですよね!
旬の食材を使って、新鮮で見た目も美しいお料理を味わうことができ、お酒にもとってもよく合うため飲み過ぎには気を付けたいものですが、美しい食材を見ると気持ちもぱっと明るくなりますよね♪
ですが現代では食文化が変わり、欧米食を好む人が年々増えてる傾向にあります。
ハンバーグやステーキ、パスタ、フライドチキンやフライドポテトなどのフライ類などは、大人から小さなお子さまにもとても人気がありますが、洋食ばかりではなく、日本人には日本人の体にあった食べ物を食べるということが大切です。
お誕生日やお食事会の日には、生まれ育った土地の食材を使って、バラエティー豊かな食卓でみんなを笑顔でいっぱいにしたいですね♪
日本の食の素晴らしさを知って、日々の生活に摂りいれていきましょう。
和食の代表的な食品
発酵食品
漬物とは、その名の通り野菜を漬けるもので、いろんな食材を塩、酢、酒粕などの漬け込み材料とともに混ぜ合わせ漬け込みます。
漬け込むことで、乳酸菌が入り野菜の糖分を分解し、うまみ成分が引き出され独特の香りが発生します。
漬物の種類
・ぬか漬け
・奈良漬け
・酢漬け
・一夜漬け
・コウジ漬け(べったら漬け)
・みそ漬け
・福神漬け
・ぬかみそ漬け
このように漬物は種類も多くあり、そこそこの土地や風土により、つくりかたも風味も味も変わります。
また、ほど良い塩加減がご飯にとってもよく合うので、ご飯のお供にもってこいの存在なのです。
食物繊維も栄養も多く含むため便秘も解消され、美肌効果も期待できます。
納豆菌により発酵させることにより独特の香りが発生し、この独特な香りと粘りは好き嫌いが分かれる事と思います。
納豆にしか存在しない、ナットウキナーゼの独自の美肌・美容・健康効果にも期待が集まっていて、日本の健康食品のトップに挙げられるほど栄養価が高い食品です。
納豆のニオイが苦手な人もほんの少しのニオイを我慢して、一日一回は摂りいれたいものの一つですね!
キムチは日本ではなく韓国の代表的な発酵食品ですが、日本のお野菜にもよく合うため、日本ではなじみの深いものの一つで、今では当たり前に食卓に並ぶ機会も多くあるのではないでしょうか。
キムチに含まれる植物性乳酸菌は、ヨーグルトなどの動物性の乳酸菌に比べ、胃酸に溶けにくく腸までしっかり届くので、腸の働きをよくし免疫力アップにお役立ちします。
ラーメンなどの具材としてお馴染みのメンマですが、筍を乳酸菌で発酵させたものです。
ラーメン以外にもレシピが豊富で様々なお料理によく合い、食物繊維もたっぷり入っていて尚且つ、ヘルシーな食材の一つなのでこちらも積極的にとりいれたいですね。
【 ザワークラフト 】
こちらは、ドイツ人のこよなく愛するお漬物で、キャベツを塩に漬けたもので、漬けているあいだに乳酸菌が増えて酸っぱくなります。
西洋風の漬物であり、いろんな野菜や果実などを、酢または塩水に漬けたもで、発酵食材であるピクルスにも植物性乳酸菌が豊富です。
日本の物で例えるなら「らっきょう漬け」・「紅しょうが」・「梅干し」などがあげられます。
ピクルスはハンバーガーに入っているイメージがあり、中には苦手な人も多くいると思われますが、そのまま食べなくても細かく刻んでタルタルソースに混ぜ合わせたり、サラダ用のソースに混ぜたりするととっても美味しくておすすめです。
このように、海外からのものでも、日本の食材を使ってつくれるので最近では日本で食べることも多くなっています。
また、ジャンクフードとは違い、植物性乳酸菌や体に有用な働きをする酵素を含むためお通じの改善や美肌、美容にも役立つのでおすすめです。
日本を代表とする、醤油、みりん、味噌、醸造酢、塩こうじなども、全て発酵食品です。
発酵食品は保存性にも優れ、栄養価も高く抗酸化作用もあります。
また、体に有用となる菌を積極的に摂り入れることにより、腸内環境を促進するだけでなく健康効果やシミ・シワ・デトックスなど美肌効果も高いので女性にうれしい素晴らしい食材といえます。
お刺身
日本は生のお魚の鮮度をしっかり保つため、生で魚をおいしく食べることができます。
素材の栄養素を壊すことなくお刺身に仕上げるのも和食ならではですよね!
生卵や馬肉なども、鮮度の良い状態で食べることができ、こうした生の食材にはたっぷりの酵素も含まれているため、体内の消化や代謝の助けになるのです。
※お刺身につけるお醤油は塩分が多いので控えめにしましょう。
素材からとった出汁
やっぱり日本料理は出汁が命といっていいほど、和食料理の中心となります!
日本の出汁はこってりとしたものではなく、ヘルシーでそのままスープとして飲んでも美味しいほどです。
煮干し・かつを・こんぶ・しいたけ・干しえび・貝類などを使用します。
煮出したダシは風味や旨味を引き出し、調理する食材の味をバランスよく整えるための魔法のアイテムです。
海藻類
ワカメ・メカブ・昆布は、日干ししてあるものも多いため、常にストックしておけていつでも食べられてとっても便利です。
また、生のとれたてをその日のうちに、お味噌汁に入れるのも美味しいですよね♪
海藻類も低カロリーで、鉄分・カルシウム・リン・ヨード・亜鉛・ミネラルなども多く、歯、骨を丈夫にし、食物繊維も栄養価も豊富であるため、美容にも優れお腹の持ちもよく、体脂肪などの燃焼効果も期待でき、何よりあのネバネバパワーがお通じ改善のベストアイテムなんです。
更に、ヨードの働きにより肌をきれいに整えるだけでなく、髪の毛もサラサラにする効果があります。
特に、海苔はうまみ成分が多く、どの食材に摂り入れても美味しくいただけます。
いつでも手ごろに食べることができるので、常に食卓に出して毎日の食事に摂り入れたいですね♪
和食の良いところ!
低脂肪で低カロリー
これは和食の一番の魅力ともいえそうです。
主に和食料理は、菜食中心で低脂肪・低カロリーなため、脂肪分の多い食事にならず体に優しく健康に良い効果を与えます。
発酵食品
昔の人のあみ出した、最高の知恵がぎゅっと詰まった健康食は女性に嬉しいアンチエイジング効果が大です。
発酵食品が身体に与える影響は絶大なもので、植物性乳酸菌が腸内環境を正常に整え、体に溜まった毒素を隅々まで排泄し、免疫力を上げてくれます。
がんなどの万病も予防します。
栄養のバランスがいい!
お漬物や、和え物、煮物、汁物と、様々な食材を常に常備保存することが可能なため、いろいろな食材を摂り入れられ食物の栄養素がふんだんに摂取することができます。
美容効果が高い
全てにおいて、美容や健康効果の高い食材です。
どれ一つとっても栄養価が高いためすすんで摂りいれることで、腸内環境がよくなり代謝機能がアップして、身体の内側からケアすることができそうです。
すすんで摂り入れて美肌アップを目指したいですね。
ちょっと残念なところ!
本来は食材の味を生かし、薄味で食材の味を楽しみますが、欧米食とともに濃い味付けに舌の感覚が麻痺し、通常よりも塩分を摂り過ぎる傾向にあります。
ヘルシーと言われている和食ですが、塩分(カルシウムを奪う)を多く含むため、濃い味付けは避け、一つ一つの食材に生かされた味を堪能し過剰な摂取はひかえることが大切です。
何事にも摂り過ぎるのは要注意なので、「バランスよく」「ほどよく」を心がけましょう!
必須食材とコツ!
野菜や果物を中心に摂り入れる
生の野菜や果物をプラスして、塩分濃度を下げてくれるカリウムも一緒に食べることが大切です。
食事のはじめには生のサラダを食べると、全ての食材の栄養をくまなく摂り入れることができますよ!
旬の食材を食べる
旬の食材には、その時に摂り入れておくとよい栄養素がぎゅっと詰まっていって、日々の体を健康的に維持するうえでも大切ですので、どんどんとりいれて毎日を健康で明るく幸せに過ごしたいですね。
良く噛む
良く噛むことで、唾液が分泌され、唾液に含まれる酵素により食べたものが分解され甘味成分がうまれます。
常備菜をつくる
様々な食材を使用して、常に冷蔵庫にストックしておくことで食卓が豊かになり、必要な栄養も補うことができます。
また、毎日たくさんの献立を考えなくても、常備菜があることでお料理を作る手間もはぶけます。
育ち盛りのお子さまがお腹が空いたときにも、常備菜とオムスビで満足するので、お菓子を食べさせなくてもすみ、何よりも健康的ですよね!
更に、しっかりと良く噛んで食材の味や風味を楽しむのも、和食の良いところだと言えます。
日本人として和食の素晴らしさを感じ、食材をおいしく食べながら楽しく生きていきたいですね。
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