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質の良い油の種類~体に良い油を取り入れるには?

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私たちは日頃から気づかない内に、さまざまな油を摂取しているって知っていましたか?

油って聞くと太りそう!体に悪そう!吹き出物が出そう!などのイメージが強かったりしますよね。

実はその通りです!

質の悪い油をたくさん摂り入れてしまうと、体に悪い影響が出やすくなるので注意が必要です。

でも油って基本的に調理に使うことが多いだけじゃないの?

と思われているかもしれませんが違います!

体に悪い影響を与える油として、すぐに思い浮かぶのは、みんなの大好きなスナック菓子やファーストフードですが、スナック菓子などの高温で温められた油が使われているものは、更に酸化もしているため危険も潜んでいます。

ポテトチップス・ハンバーガー・フライドポテトなどのファーストフードって美味しいですよね!

でも、これらを食べた後に限ってニキビとかできたりしませんか?

実はこれって、体に負担がかかっているサインなんです!

でも美味しいから誘惑に負けて食べてしまいますよね”(/へ\*)”))ウゥ

私も好きなのでわかりますε-(;ーωーA

ただし、頻繁に食べてしまうと、肥満になったり、吹き出物が酷くなったり、顔もパンパンに腫れたり、あっちこっちむくんだりといいことなしなんです。

ここで体に悪い油と、体に良い油を挙げてみました。

体に悪い油

トランス型脂肪酸


この名前って、最近耳にすることが多くなってきたのではないでしょうか?

そうです、学校給食のコッペパンによくつけていたマーガリンです。

今は、どの学校でも使用禁止になっているのではないでしょうか?

海外ではマーガリン使用禁止の国もあるほどで、その他にはショートニングもあります。

これらは、人間の体内では消化されず、体の細胞膜の中に入り、細胞膜や細胞の働きを狂わせ体内の大切なビタミンや栄養素を食べてしまう悪玉脂肪なのです。

私たちは売られている食品を、信用し信頼して口にしています。

ですが、悪いものだとわかっていて商品を売り出すのって、消費者の体のことは考えてくれてないのかなぁ?と思うと少し残念ですが、世の中には体に悪いものなんて溢れるほどあるので、ひとりひとりが体内に入れる食べ物に対して気を付けていくしかないのでしょうね。

リノール酸(オメガ6系脂肪酸)の過剰摂取

※不飽和脂肪酸は体内では合成できない必須脂肪酸です。

植物性の油は体にいいからヘルシーだからといわれていますが、近年ではコーン油、ゴマ油、ヒマワリ油、大豆油、紅花油(サフラワー油)などの植物油に多く含まれるリノール酸の過剰摂取が問題になっているようです。

リノール酸(オメガ6脂肪酸)は必須脂肪酸で、人の細胞等を構成するのに欠かせないもので、身体にとって必要な脂肪酸でもありますが、リノール酸は、コーン油、ゴマ油、ヒマワリ油、大豆油、紅花油や他には、肉・魚類・卵などにも含まれているので、現代の食生活で不足する事はないほどです。

現代社会では、リノール酸の摂り過ぎにより体内でアラキドン酸が過剰に作られ、血小板凝集、血管矮小化(けっかんわいしょうか)、血栓、がん、気管支喘息といった作用を起こします。

酸化した油

油は長時間高温で加熱されたり、空気に触れることでどんどん酸化が進むので注意しなくてはなりません。

酸化した油を摂取することで、血中にLDLコレステロールが酸化した過酸化脂質(老化の原因である活性酸素の一種)という有害物質が発生し、酸化によりダメージをうけた細胞は正常に機能できず動脈硬化など病気の原因を引き起こします。

また、過酸化脂質が過剰に働くと活性酸素を作り出します。

炒めた料理・作り置きした揚げ物・高温の油で揚げたスナック菓子は酸化しています。

最も怖いのは、高温で加熱することにより酵素抑制物質であるアクリルアミド(発がん性物質)を発生させてしまうことです。
野菜炒めや、クッキー・菓子パン・ポテトチップス・かりんとう・ビスケット・コーンスナック・ほうじ茶・コーヒーなど様々な食品に含まれています。

トーストで焼く食パンなど、あまり焦がさないように調理時間を短くするなど気を付けたいものです。

いかがでしたでしょうか?

じゃあどの油も全て体にとりいれてはいけないの?って思ってしまいますよね・・・。

それがそうではないんです。

脂質は身体にとって必要不可欠な大切なエネルギー源なので、良い油を上手に摂取することが大切なんです。

体に良い油

オメガ3系脂肪

※不飽和脂肪酸は体内では合成できない必須脂肪酸です。

・α-リノレン酸(亜麻仁油・エゴマ油・シソ油)アルファリノレン酸が豊富。
アーモンド・ピスタチオ・クルミなどのナッツ類もあります。
・ドコサヘキサエン酸(DHA)青魚
・エイコサペンタエン酸(EPA)青魚

先ほどの、リノール酸の過剰摂取によりアラキドン酸が発生し炎症を起こすのですが、この炎症を鎮める作用のある油こそオメガ3系脂肪酸となります。

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取するバランスを保つことが大切でこれらのトラブルを防ぎ健康を左右します。

オメガ3とオメガ6は体内では合成することができず、不足することで体に炎症を引き起こすことが知られており、毎日の食事から十分な量を摂取する必要があります。

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の比率は1対1~1対4に保つのが理想なようです。

オメガ9系脂肪酸(オレイン酸)

※不飽和脂肪酸は体内で合成できる脂肪酸です。
・オリーブ油、なたね油など

チェックポイント!

☆熱に弱い脂肪酸

・リノール酸(オメガ6脂肪酸)
・オメガ3脂肪酸(DHA・EPA・α-リノレン酸)
熱に弱いため加熱しないようにしサラダなど、熱を加えない調理に適しています。

☆熱に強い脂肪酸

オメガ9脂肪酸
・オリーブ油
・菜種油
・新ベニバナ油
・ゴマ油
・グレープシード油

飽和脂肪酸
・バター、牛乳などの乳製品
・動物性の脂身

熱に強く酸化しにくいので調理に適しています。

飽和脂肪酸は肉類の脂肪やバターなどの乳製品に多く含まれます。

摂りすぎるとコレステロールを増やし動脈硬化を促進させる原因となりますが、飽和脂肪酸がなくなると、細胞膜はボロボロになり細胞が存在できません。

細胞膜形成欠かせない栄養素ですが摂り過ぎないように適量を心がけましょう。

さまざまな油がありますが、内容を理解して毎日の食事と一緒にバランスよく摂り入れていきたいですね。

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