旬の野菜や果物を豊富に体にとりいれることは、身体の健康にとってとてもいいのです。
よく熟すことで栄養が倍になるといわせますが、旬のものは季節に適応しながら成熟していき、他の時期に育つものよりもその条件の下で育つことにより、栄養価が高くおいしくいただけます。
旬のものがもつ栄養素や酵素は、春夏秋冬の季節をとおして豊富に備わっています。
今は、春夏秋冬関係なく、季節のものではない食材が簡単に手に入りますが、自然の気候に育つものには意味があり、その時期にしかない良い効果を体に与えてくれます。
日本には春夏秋冬があり、その時期に体が欲する食材があります。
季節の野菜や果物も積極的に摂取しましょう。
※酵素は加熱することで失活してしまうので、生の状態で美味しくいただきましょう。
例えば、じゃがいもは熱することで糖化し甘みがましてホクホクと柔らかく美味しくいただけますが、生じゃがいもは、サラダにするとシャキシャキとした歯ごたえで、また違った感じでとても美味しくいただけますよ!
じゃがいもで注意が必要なのは芽や緑色(毒性が倍)に変色した部分にはソラニンやチャコニン(加熱調理しても消えない)と呼ばれる毒素(皮にも少し)が含まれるので、しっかり取り除いて摂取しましょう。
もう一つ、生のほうれん草には蓚酸が含まれていますが、この蓚酸は加熱調理しないことでカルシウムの吸収に役立ちます。
蓚酸はカルシウムと容易に結びつく習性がありますが、野菜が加熱されていず、蓚酸もカルシウムもオーガニックの状態にある場合には、蓚酸はカルシウムの吸収に役立ち、同時に消化器官の蠕動(ぜんどう)運動を刺激するのにも役立つため、有益で建設的な組み合わせです。
出典:女性のためのナチュラルハイジーン 松田麻美子 著
このように生のものに含まれている、旬のものの酵素を取り入れて、体内の免疫力も高めていきたいですね。
季節に育つ野菜と果物
春に育つもの
野菜
根菜類
にんじん・竹の子
土物類
じゃがいも・にんにく・玉ねぎ
葉茎菜類
あしたば・アスパラガス・アーティーチョーク・うど・からし菜・キャベツ
クレソン・セロリ・なばな・にら・パセリ・ふき・みずな・みつば・ルッコラ
マメ科類
グリーンピース・さやえんどう・そら豆
キノコ類
ひらたけ
香辛・つま物類
シソ・生姜・とうがらし・みょうが
果物
いちご・柑橘類・キウイフルーツ
夏に育つもの
野菜
土物類
にんにく・山芋・らっきょう
葉茎菜類
おかひじき・キャベツ・空芯菜・つるむらさき
ふだん草・モロヘイヤ・ルバーブ・レタス
果菜類
うり・オクラ・きゅうり・ゴーヤ・ししとう・ズッキーニ
冬瓜・とうもろこし・トマト・ナス・ピーマン
豆科野菜類
枝豆・さやいんげん
果物
あんず・いちじく・梅・さくらんぼ・スイカ・すもも・梨・パイナップル
びわ・ブドウ・ブルーベリー・マンゴー・メルン・もも・プルーン・ネクタリン
秋に育つもの
野菜
根菜類
ごぼう・ニンジン・ビーツ・ヤーコン・れんこん
土物類
さつまいも・里芋・じゃがいも・玉ねぎ・山芋・ゆり根
葉茎菜類
コールラビ・ルッコラ
果菜類
かぼちゃ
きのこ類
きくらげ・しいたけ・しめじ・なめこ・ひらたけ・まいたけ・マッシュルーム・松茸
香辛・つま物類
食用菊
果物
いちじく・柿・ゆず・みかん・レモン・栗・洋ナシ・梨・ブドウ・りんご・プルーン
冬に育つもの
野菜
根菜類
かぶ・くわい・ごぼう・大根・ニンジン・ヤーコン・れんこん
土物類
里芋・ゆり根
葉茎菜類
からし菜・カリフラワー・キャベツ・小松菜・コールラビ・春菊・クアサイ・チコリー
チンゲン菜・トレビス・ねぎ・白菜・ブロッコリー・ほうれん草・水菜・みつば
きのこ類
エノキタケ
香辛・つま物類
食用菊
果物
イチゴ・ゆず・みかん・レモン・カンキツ類
キウイフルーツ・洋ナシ・りんご
日本の四季は素晴らしいく、その季節に合った食材を身体に取り入れることで、芯から体が喜ぶことを感じ取ってください。
自然からなった旬の食材を食べることで、体もきっと応えてくれます。
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