親にとってこどもの成長はかけがえのない大切な宝物です。
大きな事故や病気をすることなく、健康で元気にすくすく大きくなれるよう、毎日願ってしまうものですよね。
そして、母親は赤ちゃんの時にしか味わえない「授乳」によって、こどもとの絆はより一層深まります。
母乳を飲む赤ちゃんは、母親の持つ抗体によって免疫力がつきます。
母乳に含まれる免疫成分は、アレルギーや感染症にも効果が高く、赤ちゃんの発達や成長に必要な大切な栄養源となります。
母乳は何からできているの?
母乳は血液からできています。
血液と聞くと赤色をイメージしてしまいますよね!
母乳の色が白い理由は、赤血球は取り込まれず白血球と栄養分をとりこむからです。
母乳に含まれるもの
・脂質
脳の成長に必要な必須脂肪酸を含み、脂肪分解酵素であるリパーゼの働きによって脂肪が消化され、赤ちゃんのエネルギーへとなります。
・タンパク質
栄養価が高く、牛乳とは違い消化し吸収されやすいのが特徴です。
・ビタミン
ビタミンA.C.D.E.、葉酸を含み、抗酸化作用やカルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にします。
葉酸は母乳の出をよくしたり、赤ちゃんの成長には欠かせない、体や脳の成長に役立ちます。
・ミネラル
カルシウム・ナトリウム・鉄・マグネシウムなど、骨や歯を形成するために必要な成分が含まれ、柔らかい赤ちゃんの骨を強くします。
・免疫成分
免疫成分は「初乳」に多く含み、卒乳するまでなくなることはありませんが、徐々に減っていき免疫成分は少なくなるものの、子供の成長に合わせて必要な栄養素が含まれます。
免疫物質
・IgA抗体
赤ちゃんのカラダに細菌やウィルスの侵入を防ぐ働きがあり、アレルギーや風邪などの感染症から身を守ります。
・リゾチーム
善玉菌であるビフィズス菌の発育を促進し、ビフィズス菌が多くなることで悪玉菌の増殖を抑えます。
また、ウィルスや細菌などの感染から予防します。
・ラクトフェリン
ウィルスや病原菌の増殖を抑え、強い免疫機能で赤ちゃんのカラダをまもります。
・白血球
初乳に多く含まれる白血球は、体内に侵入する外敵から身を守り感染症を予防します。
これからコウノトリによって赤ちゃんを授かる人にも、赤ちゃんに良質な母乳を飲ませるためにも、キレイな血液をつくりたいという気分になりますよね。
日頃からバランスのよい食事や睡眠を心がけて、おいしい母乳をつくって赤ちゃんにいっぱい飲んでもらい、病気になりにくい健康的なカラダになってほしいですね。
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