今、和食は日本人の私たちだけでなく、世界でもヘルシー食材として認められています。
ですが、現在の日本では欧米の食生活が主に摂り入れられ、知らず知らずのうちに体調を悪くさせている原因となっているのが現実です。
日本人はヘルシーフードで健康的な毎日を送っているという概念が強い反面、実は欧米食や食品添加物などを摂取していることが多くあります。
アメリカでは食の改善により、年々がんが減少していくなか、日本では肉の摂取量が増え続け、野菜の摂取量は減っていって、いまでは欧米人の方が健康的な食生活を心がけているようです。
ですが、様々な生活習慣病などの問題として、日本の食生活を改めてとりいれていこうという方向に向かっています。
欧米食は体に合わない?
現在の食の問題は日本人だけではなく、欧米の食事自体が人の身体に合っていないという事実です。
肉や脂っこいもの、スパゲッティー、ハンバーガーなどが中心の食生活では、消化されないままの老廃物だけがいつまでも身体に蓄積され、、体に負担をかけるだけでなく延いては取り返しのつかない様々な病気の要因となって身体に悪影響を及ぼすのです。
実は体に違いがあった
欧米人と日本人とでは体質や体格が異なり、お酒を飲んだ後に悪酔いさせる物質であるALDHアルデヒド脱水素酵素(アルデヒドを分解させる酵素)と呼ばれる機能が日本人には少ないため、飲んだお酒が十分に分解されず、体内に残ったアセトアルデヒドの毒性によって、頭痛や吐き気など二日酔いの症状を引き起こすようです。
反対にウォッカを浴びるほど飲んでいるロシアや、北方の民族はお酒に強く生まれつき多くのALDHを持っているそうです。
また、牛乳など乳製品にも言えることですが、日本人にはこれらを消化するラクターゼ(消化酵素)が少なく、牛乳を飲んでお腹が痛くなったり下痢をする理由はこのためです。
このように全ての病気は消化不良からと言われるほど、日頃からの食生活を改善していかなくてはならないということです。
よろしければこちらもご覧ください→【今を生きる人の腸が危険?腸を守るにはどうすべき?】
主な日本食
・みそ汁
・納豆
・ごま
・お豆腐
・お漬物
・魚類
・海藻類
・旬の野菜
・果物
・緑茶
・お酒(日本酒・梅酒・焼酎・麦焼酎など)
いっけん質素に感じるかもしれませんが、生まれ育った地域の食材を使って食すということが、身体に合ったもっとも理想な食事法なのです。
主な欧米食
・肉(牛・豚・鶏など)
・乳製品
(ヨーグルト・チーズ・牛乳・バター・マーガリン・クリーム・アイスクリーム・甘いミルク)
・ジャンクフード
(フライドポテト・フライドチキン・アメリカンドッグ・ソーセージ・ハンバーガー・スパゲッティー・ピザ)
・ジュースやコーヒー
・パン
・野菜
・果物
・お酒(ラム酒・ウイスキー・テキーラ・バーボン・ブランデー・スコッチ・シャンパン・ワイン・コニャック・酒など)
比べてみると、欧米食は本来の日本の食と大きな違いがあります。
日本には四季折々の優れた食材が山ほどあり、日本の食を知り摂取していくほど身体に良い影響を与えることがわかっています。
味がこってりしておいしい欧米食を食べたいのも我慢しなくてもいいのです。
そのかわり、日頃から旬の野菜や果物、発酵食品、お味噌汁なども食卓に登場させましょう。
病気のない健康的な暮らしを心がけて、体に良い食材も摂りいれていきたいですね。
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