咀嚼とは?
食べ物を細かくなるまでしっかりよく噛んで味わって食べるということです。
しっかりと良く噛むことで、唾液に含まれるアミラーゼ(消化酵素)が分泌されます。
この消化酵素によって、でんぷんなど糖類をブドウ糖に分解します。
また、唾液に含まれる抗細菌成分であるラクトフェリンという糖タンパクや、細菌の細胞壁の組織を破壊するリゾチームは、細菌の増殖を防ぎ細胞壁をもつ細菌に対する抗菌性をもっています。
このように、唾液には細菌に対する強い抗菌性をもつ物質が多く存在しているため、食物を良く噛んで沢山の唾液を分泌することが大切です。
よくケガをしたら、「唾をつけると治るよ!」と言われていたのにも納得できますよね♪
咀嚼の効果
肥満を防ぐ
ゆっくりと良く噛むことで唾液が大量に分泌され、満腹中枢を刺激し空腹感をなくすことで、沢山食べたい気持ちを抑えられ、肥満やメタボリックシンドロームなどの予防に効果的です。
小顔になれる
顔の筋肉を使うことで小顔効果が得られ、良く噛むことで満腹中枢も働き、お腹がみたされることで、沢山の量を食べることが抑えられ、自然とダイエットに効果がでます。
脳の活性化
よく噛むことで脳に刺激が伝わり、脳が活発に機能することで眠気などの症状が抑えられ、記憶力・思考力・集中力・判断力・注意力が高まります。
子供の頃から「良く噛みなさい。」と何度もいわれて育ちましたが、よく噛むことで子どもの脳の発育にもよいことだったのかもしれませんね。
美肌・若返り
唾液に含まれる若返りホルモンであるパロチンや、EGF(上皮成長因子)という美容成分が含まれ、ニキビや肌荒れなどを防ぎ美肌へと効果を高めてくれるのです。
ストレス解消
咀嚼をしっかり繰り返すことで、幸せホルモンであるセロトニンが増えます。
心を落ち着かせリラックスすることができ、集中力も高めます。
虫歯予防
歯磨きも大切ですが、唾液成分には様々な抗菌性を持つ物質が存在するため、口の中はいつも清潔に保たれ、良く噛むことで唾液が多く分泌され虫歯など歯周病を防ぐのに役立ってくれます。
健康的になれる
食べ物を噛むほど唾液が分泌され、食物がしっかりと分解されるので、老廃物がスムーズに排泄されます。
また、良く噛むことで体への負担も減り、噛めば噛むほど体内に老廃物が蓄積されにくくなり、肥満も防止され健康効果が高まります。
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