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短鎖脂肪酸の働き

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短鎖脂肪酸の働き

酢酸、プロピオン酸、酪酸などの「短鎖脂肪酸」は、水溶性の食物繊維や糖質の発酵で生じる物質です。

短鎖脂肪酸の働きは、私たち身体の免疫力向上や維持にとても重要となっています。

酢酸

脂肪合成材料となる。
・抗菌活性
・生合成素材
・エネルギー源
・血清コレステロールの上昇
・酸素の摂取機能を高める
・結腸の血流促進
・カルシウムの吸収促進

プロピオン酸

肝臓における糖新生の材料として使われている。
・抗菌活性
・糖新生の促進
・血清コレステロールの低下
・カルシウムの吸収促進

酪酸

大腸の主要部分の栄養素となる。
・抗菌活性
・大腸粘膜のエネルギー源
・抗がん性
・がん遺伝子の抑制
・細胞分化
・正常細胞の促進
・HIV抗原の顕在化
・アポトーシス(がん細胞の死を促進など)
・ヘモグロビンの合成促進

からだに必要な役割

短鎖脂肪酸は、人間の免疫力を向上させたり維持するうえでとても重要なもので、これらの95%大腸粘膜から吸収され、すべての消化管や全身の臓器の粘膜上皮細胞の形成と増殖を担い、粘膜を分泌させる働きをします。

胃液・腸液・膵液・胆汁もすべて短鎖脂肪酸が作っています。

また、大腸粘膜などは100%短鎖脂肪酸をエネルギー源とし、細胞内のミトコンドリアに働きかけエネルギー活性化を促します。

その他にもphを下げるなどして殺菌力も高め、がんのアポトーシス(個体を良い状態に保つために引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺でプログラムされた細胞の自死のこと)にも関わっているようです。

つまり、私たち生きている人間や動物の体液(粘膜)の大部分をつくり、細胞のミトコンドリアを活性させ、粘液の強化にとても役に立っているということなんです。

また、酪酸、酢酸、プロピオン酸によって善玉菌の働きを助け、体の内側をしっかりとサポートします。

短鎖脂肪酸の力で腸の粘膜も強化して、外からの病原菌やウイルスの侵入を防ぎ、腸のバリア機能を高めて元気に保ちましょう♪

短鎖脂肪酸の一番の材料

・熟した果実
・水溶性の食物繊維(わかめ・昆布など)
・穀物
・大豆
・不溶性の食物繊維(きのこ)
・発酵食品(黒酢・酢・梅干し・ピクルス・酢の物・漬物・らっきょう・キムチなど)

今では、スーパーやお近くの農家さんですぐに手に入ることができるので幸せなことですよね。

身近にある食物を使ったレシピを考えると、同じ食材でも飽きずに毎日とり入れることができます。

健康を向上させるためにも、毎日摂り入れていきたいですね。

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