牛乳はカルシウムがたっぷりで、体にいいからと学校で教えられ、信じて毎日飲み続けている人も多いのではないでしょうか?
目的は人それぞれに合って、例えば身長を伸ばす、美容や美白効果を期待、健康体を維持する、骨を丈夫にするために飲んでいるなど理由は様々です。
私は、もともと牛乳が苦手で幼い頃の記憶では、朝、学校に行く前に牛乳を飲んだ時に限って、学校でお腹が痛くなりお腹を壊すので飲みたくてもなかなか飲めないでいました。
給食の時間、必ず一人の男子が牛乳の早飲み勝負をしていたので、私の牛乳も一緒に飲んでもらうときもありましたね。
代わりに飲んでもらえた時はとてもありがたかったです。
ですが、お腹を壊すのは私一人ではなく他の子も腹痛を訴えていましたから。
今思うと、何故お腹がいたくなってしまうのか、おかしく思わなかったのも不思議なくらいです。
「牛乳はお腹が冷えるから、お腹を壊しやすい」でも、「背が伸びるから」、「体が成長するから」「色が白くなるから」「肌がきれいになるから」など、いろいろ聞かされて育ってきたため、体調を崩すのを我慢さえすれば嬉しいことが待っている!と暗示にかけられていたのです。
実はお腹を壊すのには日本人の体には合わないという理由がありました。
牛乳が日本人の体に合わない理由
牛乳に含まれるカルシウムはホエイタンパク質(20%)とカゼインタンパク質(80%)と呼ばれ、私たちの消化吸収には適さないのです。
私たちは3歳を過ぎたころから、母乳を分解するためのラクターゼ(乳糖(ラクトース)を分解するための酵素)が減っていくため、日本人の8割が牛乳に含まれる成分を分解することができないと言われています。
そのため、激しい下痢を起こす症状が出ますが、これを「乳糖不耐症」といいます。
乳糖不耐症とは?
小腸でラクターゼの活発が少ないところに、乳糖が来ることでうまく分解できず、分解できなかった乳糖は吸収することができないため、大腸のなかで腸内細菌により発酵が進み脂肪酸と炭酸ガスおよび水になります。
発生した炭酸ガスや脂肪酸は腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を起こしたり、不消化の食物のカスにより大腸のなかの浸透圧が高くなり、腸管の粘膜を通して体のなかから水分が腸管のなかに移動し、下痢を引き起こすなどの諸症状が発生します。
このことからも、牛乳を飲むと腹痛やゴロゴロと音がしたり、下痢の症状が表れることがあるということなんですね。
体に及ぼす危険性を3つあげてみました。
危険性その1
生まれたての牛の赤ちゃんを、巨大な大人の牛に成長させるため、IGF-1(インスリン様成長因子)他の生物活性ホルモンを大量に含んでいる。
※IGF-1は私たち人間の体内で作られるIGF-1と同じであるため、子牛同様に人間の体も凄い勢いで発育させるので、必要以上に体の成熟を早め、様々な症状を引き起こす原因となっています。
症状としては生理痛、子宮や卵巣のトラブル、乳がん(女性)、前立せんがん(男性)などです。
危険性その2
チーズやヨーグルト、アイスなどの乳製品には成長ホルモン、ダイオキシン、農薬が凝縮して詰まっている。
危険性その3
牛乳やヨーグルトなどの乳製品は、女性ホルモンであるエストロゲンへの影響から月経痛が酷くなるので、生理痛の痛みが毎月あるだけでなく頭痛も感じている方は、乳製品の摂取をひかえめにすることで痛みが和らぐかもしれません。
牛乳はそもそも、日本人が摂取してきた飲み物ではなく、戦後から栄養食として摂り入れられたといわれています。
日本の風土や体質が欧米の人と比べるとあきらかに違うのが分かりますよね!
やはり日本人には日本人のあった、その土地の食べ物を食べるということが私たちの体質には合っているのだと思います。
中には牛乳が大好きな人も数多くいることだと思います。
そして、牛の生みだす乳製品にはさまざまな食品が数多く生産されているため、今更そんなこと聞いても、美味しくて大好きなのにやめられない!と思われることと思います。
そのお気持ちはよくわかります。
私も、乳製品が大好きな一人ですので、ただ残念なことに年を取るにつれ免疫機能も低下してくるので、「乳製品が大好き!」でも、過剰に摂取するのではなくたまにほんの少し摂取するくらいで十分満たされるはずだと思います。
最近、体に異変を感じ、体調が優れないなと思ったら、一度、乳製品をスッパリやめてみるのもいいかもしれません。
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