健康に良いとされる玄米ですが本当に体にいいのかどうなのか、気になるところですよね。
安心して食べるには、玄米のメリットやデメリットを知っておくことが大切です。
玄米のメリット
白米に比べると栄養が豊富
白米は玄米を精米したもので、玄米から糠(ぬか)と胚芽(はいが)を取り除き、胚乳(はいにゅう)のみにしたものです。
つまり、胚乳=白米で精製された白米にはほぼ栄養がないのに対し、玄米にはビタミン・ミネラル・食物繊維・ファイトケミカルなどが多くふくまれます。
お通じの改善に役立つ
食物繊維が含まれるので、腸を刺激する蠕動運動が活発になりお通じがよくなります。
美容効果
抗酸化作用のあるビタミンBが豊富に含まれ、身体への酸化をや老化を防ぎ、シミ・シワなどを防止します。
玄米のデメリット
発芽抑制因子のアブシジン酸(ABA)が含まれている
詳しくはこちらをご覧ください→【生の豆・ナッツ類・種には注意が必要!種には危険がかくされていた!】
このように、アブシジン酸を無害化するには、水に12時間~24時間浸けて、発芽モードにする必要があります。
もう一つ、から炒りするという方法もありますが食感が悪くなったり、個人で行うのは難しいので市販されている物を購入しましょう。
消化が悪い
消化の悪い理由は、表面をセルロースという食物繊維の硬い殻に包まれているからです。
これは、発芽モードにしていないことも考えられるのですが、この殻を柔らかくするには水に長時間浸ける必要があります。
また、良く噛まずに食べることで消化不良を招く恐れがあります。
ゆっくり良く噛むことでうまみ成分がでて、唾液もしっかり分泌され消化もスムーズになるので、良く噛むということを心がけて食べるようにしましょう。
白米と比べると食べにくく、おいしくない
白米に比べると、玄米には独特のニオイと食感があり、多くの人はおかずに合わせるものは、柔らかくて噛めば噛むほどおいしい白米を選ぶことと思います。
味で選ぶのかまたは、栄養面で選ぶのかに分かれるところですね。
農薬を多く含む
栄養素の詰まった米ぬか部分に残留農薬が含まれているので、どうしても気になる方は、少し値段は高くなりますが、せっかく栄養価の高い玄米を食べるのなら無農薬の玄米を食べることをおすすめします。
異物が混じっていることがある
市販のものにはこのような状況はないと願いたいところですが、白米のように精米をしていないため、石ころやフンなどいろいろな異物が混入している危険性はあります。
ご心配なかたは、混入物ゼロの残留農薬や無農薬玄米などを買われるのが安心です。
玄米を食べるうえで大切なpoint!
生きている玄米を買う
多くの市販されている玄米は発芽されていないままの状態で売られているため、基本的に炊く前に発芽モード(12時間~24時間水に浸ける)にします。
●発芽玄米も発芽後に乾燥しているため、発芽抑制因子(アブシジン酸)が再び活性化している危険があります。
●また、死んでいる玄米を買ってしまうと、いつまでたっても玄米が発芽しないため、アブシジン酸が残ったままとなり危険です。
といっても商品をただ見る分には死んでいるか生きているかわからないので悩むとことですが、なるべくなら天日干しされた玄米を選ぶと安心です。
check!
スーパーで買ってしまって、生きてるかわからないと言われる方は、小さなお皿に少しの玄米を水に浸けて2日~4日玄米の様子を見てみましょう。
2~4日後に、しっかり発芽して芽が出ていたら、その玄米は安心して食べても大丈夫だと思います。
圧力鍋で炊かない
玄米を炊くときに重要なのは圧力鍋では炊かないことです。
何故かと言いますと、高温で一気に炊き上げることで、アクリルアミドという発がん物質が発生します。
玄米を炊くときは炊飯器や土鍋でゆっくりと炊きましょう。
白米よりも栄養のある玄米を食べようと考えている人は、玄米の炊き方に十分注意して、より一層元気な生活を送れるように、食べる前にしっかり発芽させてから玄米を食べるということが大切ですね。
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