睡眠中は免疫力を整えて、ダメージを受けた身体を回復させるのに大切な時間です。
睡眠をとる最もベストな時間帯は20時から翌日の4時と言われています。
お仕事などいろいろな事情により、夜の8時までに眠りにつくことは難しいかもしれませんが、遅くても深夜0時には眠りにつきましょう。
この時間にぐっすりと深い眠りにつくと、体には嬉しいことが沢山起こります。
しっかりと睡眠をとるとどうなる?
睡眠後3~4時間の間に脳下垂体から「成長ホルモン」が分泌され、肝臓や筋肉など、代謝を促進され、生活習慣病の予防、疲労回復、壊れた細胞の修復、新陳代謝の働きが活発になる、肌や髪の再生を促します。
また、お肌の奥底で生まれた細胞は、4週間かけて少しずつ一番上まで押し上げられると、剥がれ落ちます。
これを、お肌の「ターンオーバー」といい、古い角質を新しい皮膚に生まれ変わらせる「天然の美容液」と呼ばれるほど、新しい肌に生まれ変わらせるには大切な表皮の新陳代謝です。
ターンオーバーを乱れさせずに正常に機能させるには、良質な睡眠をとるということは欠かせないことなのです。
正しく睡眠がとれることで、成長ホルモンがしっかりと分泌され、脂肪燃焼、疲労回復、お肌の組織や細胞を修復し再生します。
新陳代謝を活発にすることで、肌荒れなどのトラブルもなくなり、シミ・シワ・くすみ・老化などを防止するだけでなく、女性に嬉しいダイエット効果も期待できます。
ただし、なかなか寝付けなかったり、ぐっすりと眠れないとうまく成長ホルモンが分泌されず、この成長ホルモンは睡眠中にしか分泌されないため、毎日しっかりと熟睡することが重要です。
良質な睡眠を心がけるには?
心と体をリラックスさせて「睡眠ホルモン」である「メラトニン」を分泌させましょう。
寝る前に考え事をしたり、ストレスを抱えていたり、夜中になかなか寝付けず部屋を明るくしていると、証明などの光を浴びることで、体内時計の働きが乱れメラトニンの分泌が減ってしまい、睡眠覚醒のリズムが崩れる原因となります。
メラトニンは脳の松果体(しょうかたい)から分泌されるホルモンで、朝の光があるうちは分泌が止まっていますが、体内時計の指令により夜間に再び増加し眠気を誘うので、眠る1時間前には照明を暗くしてメラトニンをしっかり分泌させましょう。
食後3時間は寝ずに起きておく
お腹が満腹の状態で寝てしまうと、身体に負担がかかりかえって体調を崩してしまいます。
お腹がいっぱいになって眠くなるのは、食べたものがしっかり消化するために血液が集中し、食べる前と比べると脳への血流が減る為です。
消化に負担をかけないように、食後3時間は「ゆったりとリラックスして過ごす」、つまり、「寝る」のではなく起きておくことが大切です。
良質な眠りにつくと、成長ホルモンがしっかりと分泌され、美容や健康に嬉しい身体をつくります。
しっかりと睡眠時間を確保して、毎日を健やかに過ごしましょう。
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