多くの人が愛してやまない白砂糖ですが、白砂糖の過剰な摂取は身体に深刻な病状が出ることを知っていますか?
今、砂糖の問題が深刻となっている反面、人気の高いお砂糖がこの世から消えることは絶対にないような気もします。
それならば、病気を発症しない程度にうまく摂り入れるしかありません。
本来、砂糖は自然の食物から作られているので白色ではないのです。
原料そのものからだと少しは栄養も補えるのですが、精製という過程で、ビタミン・ミネラルが取り払われた状態になってしまうため身体にとって有害なものとなるのです。
白砂糖ができるまで
サトウキビ
↓
粗糖(そとう)
加工段階にある砂糖の一種。
含蜜糖(がんみつとう)代表的なものが黒砂糖や和三盆で、和三盆は和菓子に使われる事が多いです。
↓
精製糖(分蜜糖)
車糖(上白糖・三温糖)、ザラメ糖(グラニュー糖)
加工糖 (粉砂糖・フロストシュガー・角砂糖・氷砂糖)
このようにお砂糖はいろんな過程をへて作られているのです。
白砂糖の過程
元の食物はサトウキビやビート大根を砕いて、圧縮し甘い糖分を搾り白い結晶になるまで数回加工します。
その後、不純物をろ過し危険な化学物質を用いて精製し、何度も繰り返される過程ののち純白の結晶ができるのです。
精製の過程で様々な薬品を使用し漂白されるため、ビタミン・ミネラルなどの大切な栄養素がなくなり、人工的につくられた有害な食品添加物となるのですね。
和三盆や黒砂糖は白砂糖やグラニュー糖を取った、残りの甘い蜜をさらに煮詰めてカラメル化したものであり、カラメルは発癌性がありもっとも危険なものとなります。
漂白されたお砂糖をたくさん摂取していくことで、学習機能や運動機能の低下・イライラ・うつ・吹き出物・身体の異常・だるさ・冷えなど様々な症状を引き起こすのです。
砂糖が体や精神面に及ぼす害や影響。
カルシウムを奪う
白砂糖の主成分であるショ糖(スクロース)はブドウ糖と果糖からなる二糖類です。
この二糖類を体内で単糖に分解し切り離す作業には、とても時間がかかり大量の体内酵素を消費してしまうのです。
消化されないまま体内に残ったショ糖は、悪玉菌のエサとなります。
悪玉や真菌などの栄養素となって増殖させるだけでなく、悪玉菌をやっつけようと白血球が退治にかかるときに活性酸素生み出すため、細胞や組織などにダメージが起こることで万病の原因となるのです。
精製の過程でビタミン・ミネラルが失わているため、消化するのに体内エネルギーが大量に奪われることで大切な代謝にエネルギーを回せなくなります。
また、骨や歯などに蓄えられているカルシウムも奪うので、虫歯ができたり、骨がもろくなるという悪影響を及ぼします。
ドーパミンが大量に分泌される
白砂糖を摂り入れる事でドーパミンが大量に放出され、怒り・恐怖・憎しみなどといったネガティブな感情がわきあがり、反対に優しさという感情が減っていきます。
血糖値が急上昇しインスリンが大量に分泌される。
白砂糖は血中に吸収されるのが早く食べたらすぐに血糖値が上昇します。
この上昇を下げようとインスリンが分泌され、結果、低血糖となり今度は正常に戻そうとホルモン剤であるアドレナリン(精神伝達物質の一つ)が分泌され、これにより、思考力・判断力が低下し集中力も低下するためアキやすくキレやすい性格になります。
病気の原因となる
お砂糖を摂取し続けることで、カルシウムが不足し体内で分解されるビタミンB1が欠如し、そのため、うつ病・肉体疲労・頭痛・むくみ・貧血・アレルギー・湿疹・脂肪肝・めまい・喘息・記憶障害・神経過敏・動脈硬化・高血圧といった様々な病気の原因となります。
肥満になりやすい。
新陳代謝機能が低下するため、老廃物の排泄や各組織の修正を行えず、残りカスが蓄積され肥満へと繋がり、糖尿病・心臓病・がんなど様々な病気の火種となるのです。
最後に・・・
このように、大人だけでなく小さな頃からお子さまに甘いおやつばかりを与えることで、集中力がなくなりイライラしたり、精神不安定やうつなどの症状が現れやすくなります。
ですが、白砂糖への過剰な摂取がなくなることで「優しさ」や「思いやり」の感情が生まれ、精神病など情緒不安定になることもなくなるのかもしれません。
甘いものは麻薬のような効果があり体にとっては害となるものかもしれませんが、たまにほんの少し摂り入れることは精神的に気持ちが喜ぶ栄養となるのかもしれませんね。
一人で沢山摂取してしまうのではなく、摂り入れ方を工夫してみんなとワイワイ楽しく集まったときに食べることがベストな選択だといえます。
砂糖を摂り入れないにこしたことはありませんが、だからと言って全く食べないというのもストレスを抱える原因となるので、一つ自分の中で決まり事をつくって「今日は夕食後にプリンを食べよう。」「昨日はプリンを食べたから今日は甘い物を控えよう!」「昨日、控えたから今日はおいしいアイスを食べよう♪」
このように毎日の楽しみとして食べる方が、いつでも好きなように食べていたときよりも、ゆくりと時間をかけて味わうこともできるかもしれませんし、過剰に摂取するのではなくご自身の身体を大切にするうえでも、上手に摂り入れていくことが大切なことと思います。
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