私たち日本人の体質に合うものは、やはり日本の食事です。
その場所に生まれ育つことにより、持ち合わせた体質があります。
とくに日本は生の食事を多く取り入れている国でもあり、欧米などの調理法では果物に火を食われるレシピが豊富にありますが、本来、日本人は果物に熱を加えるような食べ方はしていません。
例・・・
ジャム(りんごや、マーマレード、ブルーベリー等、甘いお砂糖をふんだんに使用したもの。)
アップルパイ(リンゴとお砂糖を煮詰めて作ったもの。)
フルーツのコンポート(果物をシロップなどで煮詰めたもの。)
とっても美味しいのですが、加熱してありせっかくの果物の酵素は失われてしまっています。
火を加えることで、さらにつけ加えるもの(砂糖・バター)にはあまり栄養素も含まれていないので、体にとっていい影響はありません。
食べるのなら生のままでおいしく酵素を活性化させましょう。
日本の発酵食品で免疫力アップ
味噌
大豆を発酵させて作られたもので、味噌にはない酵母や植物性乳酸菌が豊富で、美肌・美容効果のある老化を防ぐ抗酸化作用のあるビタミンEやイソフラボンにより老化を防止してくれます。
シミやそばかすの原因となるメラニンを防ぐ働きのあるお肌に嬉しいリノール酸も含まれています。
その他にも、食物繊維・たんぱく質・ビタミンB・ミネラル・サポニン・トリプシンインヒビター・メラノイジン・コリンが含まれていてお肌を気にする人には嬉しい効果がいっぱいです。
納豆
大豆を納豆菌によって発酵させたもので、栄養満点で人気の納豆には、お通じの改善に役立ちダイエットにも効果的な食物繊維がふくまれていて、カルシウム・ビタミン・脂質・ミネラルもふくまれており、美肌・アンチエイジング・二日酔い防止・精神安定作用など・脳の活性化にも効果的です。
よく混ぜることにより納豆にしかないナットウキナーゼ(たんぱく質分解酵素)がよく働いて血液をさらさらにして、がん抑制作用も期待できます。
※納豆は1日一回がベストな摂取方法と思われます。
米麹
お米を蒸して麹菌を混ぜて繁殖させたもので、デンプンを分解する酵素であるアミラーゼやたんぱく質を分解するプロテアーゼ、リパーゼが豊富に含まれています。
栄養素である、食物繊維・カリウム・葉酸・ビタミンA・B1・B2・B6・E・ナイアシン・カルシウム・リン・鉄・パントテン酸・ビオチン・モリデブンが含まれているので、美肌・ダイエット・代謝アップ・貧血改善・疲労の回復に効果的です。
漬物
日本の伝統であるぬか漬けは素晴らしすぎる酵素の宝庫です。
ビタミンCはありませんが漬けるお野菜に含まれるので気にすることはないです。
濃縮された栄養素を豊富に含み、食物性乳酸菌(善玉菌)や野菜によりビタミン・食物繊維も摂取できます。
※日本食で気を付けることはどれも塩を多く含んでいますので塩分濃度に気を付ける点と、適量を取り入れることが大切ですので、体にいいからと過剰に摂取しないように気を付けてください。
スリムで健康を目指すのであれば、栄養豊富で身体にキレイを与える食物を取り入れることこそが体が最も喜ぶことだと思います。
これら発酵食品には微生物が作る酵素や物質が体のすみまで行き渡り効果を発揮してくれるのです。
酵素は食べたものの消化、代謝、分解、呼吸、老廃物の排泄などを手助けする働きをしてくれます。
世界遺産にも登録された日本の食は昔の日本人を支えてきたものであり、いま、欧米化してきている現代の人にも、もう一度食を見直して、今後の生活に取り入れていってほしいなと思います。
和食には、身体に良い影響だけではなく、彩り豊かな季節である四季をも感じさせ、五感も優れてくるのではないかなと深く感じます。
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