よく中華料理で有名な酢豚にはパイナップルが入っています。
また、カレーのルーの中にすりおろしたリンゴや、ステーキのソースにもリンゴやオレンジを使用していたりします。
中にはメロンに生ハムや洋ナシに生ハムを巻いていたり、意外にも身近な食事の中には、食材と一緒にフルーツを添えていたりするのです。
一見、ご飯にフルーツって甘くて合わないかな!と思われがちですが、これが不思議とマッチするのです。
中には絶対に無理‼なんて人もいますが、このフルーツを添えるのには、意外な事実が隠されていたのです。
もしくは、このフルーツとのコラボを考えた第一人者は、体で意識的に感じ取っていたのかもしれません。
何故なら、お肉や魚にフルーツのほどよい甘みや酸味が加わることで、肉の臭さを中和し、食欲を増進させる効果があります。
またフルーツのキレイな色が加わることで、見た目も美しく、味覚と視覚のダブルの効果が期待できます。
更にフルーツを合わせることによって相乗効果が生まれ、本来、肉や魚だけでは足りなかった栄養が補え、消化や分解も「スムーズに行えるようになるのです。
何故かといいますと、果物には「たんぱく質分解酵素」という酵素が含まれているからです。
ゼラチンで固めたゼリーに、新鮮な生の果物をいれると、ゼリーが液状になってしまうのは、この酵素の働きによるものなのです。
酵素は熱に弱く50℃を超えると、この働きが失われるため、ゼリーに入れるものはあらかじめ湯通ししておくとしっかり固めることができます。
その他、生の果物を一緒に食べる熱を加えなくてよい調理法として、ポテトサラダもあります。
りんごをいちょう切りに細かくカットして混ぜるだけで、ほんのりとした甘みも加わりとても美味しくいただけます。
通常のサラダには、細かくカットしたナシを混ぜるのもおすすめです。
また、リンゴやナシをすりおろして、焼き肉のタレやステーキソース、ドレッシングと合えることで、果物のコクが引き立ち、すりおろすことで消化酵素もグンとアップするので、ぜひ試されてみて下さい!
タンパク質分解酵素が含まれる主な果物
キウイ、マンゴー、パイナップル、イチジク、メロン、梨、パパイヤ、アボカド、などです。
特に強い酵素を持つ果物
キウイ、パイナップル、イチジクなどです。
キウイ、パイナップル、パパイヤ、イチジクにはお肉をやわらかくする「タンパク質分解酵素」が豊富に含まれているので、調理する前にすりおろしたフルーツにお肉を漬け込んでおくことで、フルーツに含まれるタンパク質をアミノ酸へと分解するので、お肉の硬い筋などがなくなりお肉が柔らかくなります。
その他お肉を柔らかくするものとして、注目したいのがりんごなどに含まれる有機酸で、りんご酸やクエン酸など多くの有機酸が含まれていて、これらによって血液をサラサラにし、疲労回復・新陳代謝アップ・髪の補修など様々な効果が期待でき、生活習慣病の予防にも役立ってくれます。
このように、日頃のクッキングで少し味に飽きてきたときには、見栄えや、味のアクセントにもなるフルーツを使って、新しいレシピとしてお料理に使われてみてはいかがでしょうか?
きっとまた新たな発見がみつかるはずです。*。・
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