寒い冬以外でも、体が冷えて指先や足先が冷たくなって、動きにくい状態になっていませんか？
冷えは万病の元と言われるほど、身体にさまざまなトラブルを引き起こし、放っておくことで恐ろしい事態を招いてしまいます。
特に筋肉量の少ない女性には、冷えを感じる人が多く、自律神経の乱れからも冷えを招くので注意が必要です。
体を温める食べ物
特徴
赤、オレンジ、黒は、温める色の野菜が多い。
野菜の種類
玉ネギ、ネギ、ニラ、フキ、にんにく、カボチャ、生姜、白菜、カブ、ゴボウ、ニンジン、カボチャ、タマネギ、レンコン、ジャガイモ、さつまいも、山芋、自然薯、赤唐辛子など
果物の種類
りんご、みかん、ぶどう、さくらんぼ、プルーン、もも、いちじく、あんず、きんかんなど
発酵食品
納豆、漬物、ピクルス、奈良漬、キムチなど
体を冷やす食べ物
特徴
緑、白、青の葉物野菜は、体を冷やす色の野菜が多い。
トマトは赤色ですが体を冷やす作用がある。
野菜
キュウリ、ゴーヤ、キャベツ、レタス、セロリ、もやし、オクラ、トマト、ナス、ほうれん草、小松菜、タケノコ、大根など
果物
バナナ、パイナップル、マンゴー、梨、スイカ、メロン、キウイ、レモン、グレープフルーツ、柿など
その他
緑茶やコーヒーなども体を冷やします。
冷えからくる主な症状
たるみ、シミ、シワ、乾燥、抜け毛、体内酵素や新陳代謝、免疫力の働きが低下します。
また、冷えることでリンパの流れが滞り、顔や腕、足がむくみます。
顔がむくむと、皮膚や筋肉に重みがかかり下へ下へとたるむだけでなく、皮膚の組織が生まれ変わりにくくなり、ターンオーバーも正常に機能しなくなります。
すると紫外線や外気の乾燥のダメージが修復できず、シミ、シワ、乾燥を発生させ、血行不良によって血のめぐりも悪くなり、からだの隅々までに栄養が行き渡らず、抜け毛や白髪を発生させる要因となるのです。
また、酵素の働きも悪くなるため、身体に不調が起こりやすくなり、新陳代謝や免疫力の低下が起こり、体が重くなったり、だるくなったり、疲れがとれなかったり、肌の調子が悪くなったり、風邪を引いたり、頭痛、生理痛、喘息、花粉症など、からだにさまざまな影響を与えます。
体の冷える原因は、私たちが日々の食生活の中で口にしている、食材にも大きく関係しています。
身体を内側から温める食べ物や、冷やす食べ物を上手にとりいれて、血のめぐりをよくし体の芯からぽっかぽかになりましょう。
体の冷える食材と体を温める食材の見分け方
その環境で育つ食材
・南国のような温かい国で育つ食べ物や、夏が旬のものは体の熱を下げる食べ物が育つ。
・寒い国や冬に育つものには、体を温める食べ物が育つ。
土の中に埋まっている物、外で育つもの
・地上の上で育つものには体を冷やす作用があります。
・土の中で育つ根菜類のものは体を温める作用があります。
check！
実は体を冷やす冷やさないは食材だけではなく、いかに体内の毒素を溜め込まずに体外へ排泄しているかにも関係します。
例えば
体を温める食材
温かい食材を摂り入れたとしても加熱調理することによって、食物に備わっている酵素が失われるので、身体にとりこまれても消化がスムーズに行われなくなり、老廃物が排泄されにくく体内に残ってしまうことで、代謝が悪くなり冷えを発生させます。
体を冷やす食材
逆に体を冷やす食べ物でもサラダとして摂り入れることで、消化がスムーズに行われ老廃物もしっかり排泄され、代謝機能が上がります。
すると自然と体温も上がり、体が温まることで冷えを改善することができるということです。
食材の本質を知って効率よく体に摂り入れるには！
その1
基本的に体を冷やす食べ物は葉物野菜が多く、色々な食材を使って生のまま新鮮なサラダにして食事の前にいただきましょう。
その2
温野菜は加熱調理することで食物繊維も豊富に摂取でき、柔らかくなることで、豊富な栄養素が体に吸収されやすくなるので、サラダを食べた後に食べるのがおすすめです。
その3
その1とその2を、バランスよく体に摂り入れていくことで、少しずつ冷えをなくし体温を温め代謝機能を活発にし、体内に様々な良い影響を与えます。
最後に・・・
寒い季節に育つ野菜や果物は冷えた体を温め、熱い季節に育つ野菜や果物には、体の熱を下げるという作用が働きます。
これはとても理にかなったことで、自然からなるその時期に合った旬のものを、おいしくいただくということは身体に健康や元気を与えるとてもありがたいことなのです。
更に、体を冷やす温めるの効果を持つ野菜や果物には、酵素や抗酸化作用が優れているので、私たちの美容や健康の強い味方となります。
果物も野菜も旬のものを生でおいしくいただき、自然からなる食材の恵みに感謝して体を内から温めていきましょう。
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